プログラム

プログラム

11月25日 (金) 1日目

■ 第1会場 (大ホール1)

• 08:00~08:40 モーニングセミナー1
(共催:持田製薬株式会社)
• 08:50~08:55 開会の辞
会 長:中村 志郎 (大阪医科薬科大学 第二内科)
• 08:55~09:00 理事長 挨拶
理事長:安藤 朗 (滋賀医科大学医学部 消化器内科)
• 09:00~11:00 シンポジウム1:
          Multi option時代の治療選択と切り替えを考える
司会:渡辺 憲治 先生(兵庫医科大学 消化器内科学講座)
   長沼 誠 先生(関西医科大学 内科学第三講座)
   板橋 道朗 先生(東京女子医科大学 外科学講座 炎症性腸疾患外科分野)

司会の言葉
近年IBDの分野は新規治療薬が継続的に開発され、ステロイド依存の克服や手術の回避を含めた長期予後の改善も実現可能となった。ベースとなる5-ASA製剤やステロイドはいまだ重要な治療法として位置づけられているものの5-ASA不耐例や不適切なステロイド治療などの問題点も存在する。また治療選択を考える上で多くの分子標的薬はいわゆるBio Naïveでの投与が最も有効性が高く、何を根拠にどのタイミングで投与するかは専門家でも不一致な部分が残されている。更にtreat to target(T2T)の概念が提唱されているものの、1st line治療の切り替え時のあり方については未確立である。こうした多くの新規治療薬はMayo score におけるmoderate to severeの疾患活動性を対象としており、本邦診断基準の重症・劇症に対する治療はあまり進歩が見られていないのが実情である。手術適応については、何剤までの分子標的薬使用が容認されるのかも定まっていない。本学会の冒頭を飾る本シンポジウムでは、こうした現状を踏まえ、Multi option時代のIBDにおいて衆目を集める、各薬剤の治療選択と各薬剤間の切り替えについて、演者と会場が一体となった議論を行って参りたい。既存治療や外科治療を含め、意欲的な演題を期待している。
• 11:00~12:30 パネルディスカッション1:
          小児IBD診療における生物学的製剤の位置付け
司会:清水 俊明 先生(順天堂大学 小児科)
   新井 勝大 先生(国立成育医療研究センター消化器科・小児炎症性腸疾患センター)

司会の言葉
小児期に発症するIBD患者が世界的に増加している。その長期の罹病期間を鑑みたときに、小児適用の有無に加えて、各製剤の効果と安全性、利便性を理解して生物学的製剤を適正に使用することは、合併症や手術の回避、適正な成長と発達の維持の観点からも重要である。それに呼応して、多くの生物学的製剤の小児開発も進んでいる。本パネルディスカッションにおいては、本邦における生物学的製剤の適用状況や小児開発の現状などを共有するとともに、本邦における各製剤の使用成績や安全性の問題、使用上の工夫や留意点などを発表いただき、本邦の小児IBD診療における生物学的製剤の位置付けなどについて議論していきたい。
• 12:40~13:30 ランチョンセミナー1
(共催:アッヴィ合同会社)
• 13:40~13:50 JSIBD Official Journal Karger IID 紹介
司会:日比 紀文 先生 (北里大学北里研究所病院 炎症性腸疾患先進治療センター)
• 13:50~15:20 特別企画1
          半世紀を迎えた難病研究班の現在, 過去, 未来 
司会:日比 紀文 (北里大学北里研究所病院 炎症性腸疾患先進治療センター)
演者:難病研究班黎明期の思い出
   北野 厚生 (大野記念病院 消化器内科 顧問)
   渡辺班 (2007-2013) 総括
   渡辺  守 (東京医科歯科大学)
   鈴木班 (2014-2019) 総括
   鈴木 康夫 (銀座セントラルクリニック)
   久松班 (2020-2022) 総括および今の研究班に求められているもの
   久松 理一 (杏林大学医学部 消化器内科学)
   今後の研究班へのメッセージ
   朝倉  均 (こうかんクリニック)
総括発言:日比 紀文 (北里大学北里研究所病院 炎症性腸疾患先進治療センター)
• 15:30~16:10 アフタヌーンセミナー1
(共催:株式会社JIMRO/アルフレッサファーマ株式会社)
• 16:20~17:50 ワークショップ2: IBDの腸管外合併症をどう診るか
司会:松浦 稔 先生(杏林大学医学部 消化器内科学)
   柿本 一城 先生(大阪医科薬科大学 第二内科)

司会の言葉
炎症性腸疾患(IBD)では消化管以外の臓器にさまざまな病変を生じることが知られており、これらを総称して腸管外合併症(Extraintestinal manifestations; EIM)と呼ばれる。IBDの腸管外合併症は時に患者QOLや生命予後にも影響し、その適切な診断と治療が重要となる。しかしながらIBDの腸管外合併症は多彩であり、IBD専門医においてもその診断に悩むことが少なくない。また近年、分子標的薬の登場によりIBDの内科的治療は著しく進歩したが、腸管外合併症に対する治療については確立したエビデンスが少ないのが現状である。そこで、本ワークショップでは、各施設におけるIBDの腸管外合併症の診断や治療の現状、今後の課題について幅広く演題を募集し、より良いIBD診療を目指して活発な議論を行いたい。
• 18:30~19:20 イブニングセミナー1
(共催:ファイザー株式会社)

■ 第2会場 (大ホール2)

• 08:00~08:40 モーニングセミナー2
(共催:東亜新薬株式会社/東亜薬品工業株式会社)
• 09:00~11:00 エキスパートと学ぶ若手のための症例検討
司会:髙津 典孝 先生 (福岡大学筑紫病院 炎症性腸疾患センター)
   高橋 賢一 先生 (東北労災病院 炎症性腸疾患センター)
演者:神山 篤史 先生 (東北大学大学院 消化器外科学)
   梁井 俊一 先生 (岩手医科大学 内科学講座消化器内科分野)
パネリスト:酒匂 美奈子 先生 (東京山手メディカルセンター 炎症性腸疾患センター)
      大北 喜基 先生 (三重大学医学部消化管・小児外科)
      三好 潤 先生 (杏林大学医学部 消化器内科学)
      梅野 淳嗣 先生 (九州大学大学院 病態機能内科学)

司会の言葉
IBD診療には絶対的な正解が存在しない。たとえエキスパートであっても、多様な病態、多様な社会背景の患者に対し、多くの薬剤、外科的加療、さまざまなモダリティーやバイオマーカーの中からその時々で最良と思われるものを選択し、試行錯誤しながら診療を行っているのが現状である。本症例検討セッションでは、エキスパートの先生方の意見を伺いながら、実際の症例を深く掘り下げて議論し、実臨床において最適解を見つける手助けとなるような内容を提供したい。
• 11:00~12:30 ワークショップ1:
          ベッドサイドからの基礎研究と臨床研究

司会:内山 和彦 先生(京都府立医科大学 消化器内科)
   内野 基 先生(兵庫医科大学 消化器外科学講座 炎症性腸疾患外科)


司会の言葉
IBD患者の治療は近年、生物学的製剤、低分子化合物を含めた分子標的治療が臨床応用され、これまで難治性とされてきた患者に対する病勢コントロールが可能となりつつある。しかし、疾患発症のメカニズムを含めた根本的な病態については未だ解明されているわけではなく、臨床研究、基礎研究両方向からのアプローチは必須である。近年、IBD患者のQOL改善に貢献すべく、実臨床に即した様々な研究の中で、画像診断やバイオマーカー、内視鏡を用いた臨床研究が本邦より発信され、国際的に一定の評価を得ているものは少なくない。また、JSIBDでは次世代の臨床研究を育成・サポートするための企画「IBD臨床研究てらこ屋」が開始され、臨床研究の方法論を学んだ上で多施設共同観察研究を実行する試みも行われている。本ワークショップでは、日常の診療、即ちベッドサイドから得られる視点を軸足とした基礎研究、臨床研究の成果を幅広く発表いただき、その意義について議論するとともに、今後の基礎・臨床研究の活性化や、世界に向けた発信に何が必要であるかについても議論したい。
• 12:40~13:30 ランチョンセミナー2
(共催:ヤンセンファーマ株式会社/田辺三菱製薬株式会社)
• 15:30~16:10 アフタヌーンセミナー2
(共催:ビオフェルミン製薬株式会社/大正製薬株式会社)
• 16:20~18:20 JSIBD-KASID Joint Symposium

Chairpersons : Sung-Ae Jung (Ewha Womans University School of Medicine)
          Shinichiro Shinzaki (Hyogo College of Medicine )

Session I. Discontinuation of biologics
Keynote : Taku Kobayashi (Kitasato University Kitasato Institute Hospital)

Session II. Updates on biosimilars
Keynote : Eun Soo Kim (Kyungpook National University School of Medicine)

Session III. Novel understanding of IBD pathogenesis
Identification of an Anti-Integrin αvβ6 Autoantibody in Patients with Ulcerative Colitis

Speaker: Masahiro Shiokawa (Kyoto University Graduate School of Medicine)
Genetics of inflammatory bowel disease: The Asian Perspective
Speaker: Ho-Su Lee (University of Ulsan College of Medicine)

• 18:30~19:20 イブニングセミナー2
(共催:日本化薬株式会社)

■ 第3会場(小ホール)

•09:00~09:36 一般演題1 (口頭発表)
座長:桂田 武彦 (北海道大学病院 光学医療診療部)
   高林  馨 (慶應義塾大学医学部 内視鏡センター)
•09:40~10:16 一般演題2 (口頭発表)
座長:松本 啓志 (川崎医科大学 消化器内科)
   清水 泰岳 (国立成育医療研究センター 消化器科 小児IBDセンター)
•10:20~10:56 一般演題3 (口頭発表)
座長:山本 修司 (京都大学医学部附属病院 消化器内科)
   鳥巣 剛弘 (九州大学病院 消化管内科)
•11:00~11:30 一般演題4 (口頭発表)
座長:大宮 直木 (藤田医科大学医学部 先端光学診療学講座)
   志賀 永嗣 (東北大学病院 消化器内科)
•11:30~12:00 一般演題5 (口頭発表)
座長:横山  薫 (北里大学医学部 消化器内科学)
   髙木 智久 (京都府立医科大学 消化器内科)
•12:00~12:30 一般演題6 (口頭発表)
座長:山本章二朗 (宮崎大学医学部附属病院 消化器内科)
   遠藤 克哉 (東北医科薬科大学 消化器内科)
•16:20~16:56 一般演題7 (口頭発表)
座長:吉田 篤史 (大船中央病院 消化器・IBDセンター)
   富永 圭一 (獨協医科大学医学部 内科学(消化器)講座)
•17:00~17:36 一般演題8 (口頭発表)
座長:馬場 重樹 (滋賀医科大学医学部附属病院 光学医療診療部)
   三上 洋平 (慶應義塾大学医学部 内科学 (消化器))
•17:40~18:16 一般演題9 (口頭発表)
座長:杉田  昭 (横浜市立市民病院 炎症性腸疾患科)
   水島 恒和 (大阪警察病院 消化器外科)

11月26日 (土) 2日目

■ 第1会場 (大ホール1)

• 08:00~08:40 モーニングセミナー3
(共催:ヤンセンファーマ株式会社/田辺三菱製薬株式会社)
• 08:50~10:50 パネルディスカッション2:
          Multi Biomarker, Multi Modality時代における病変評価と
          IBD診療
司会:江﨑 幹宏 先生(佐賀大学医学部 内科学講座消化器内科)
   平岡 佐規子 先生(岡山大学病院 炎症性腸疾患センター)

司会の言葉
Multi-biomarker, Multi-Modality時代における病変評価とIBD診療

近年IBD診療における様々な治療選択肢が増え、臨床的寛解のみならず、内視鏡的寛解、さらには組織学的寛解を治療目標に掲げた診療を目指すことが可能になってきている。一方で治療薬を有効に使いこなすためには、患者の詳細で正確なモニタリングが不可欠である。特に疾患活動性を定期的に把握し、その患者の状態に応じて随時治療を調整・修正していくTreat to target(T2T)を実践するためには、各種モニタリングに習熟する必要がある。近年、便中カルプロテクチン、血清LRGが相次いで保険診療にて利用できるようになったが、その測定頻度には限度があり、またカットオフ値を含め、その利用方法にはまだまだ議論の余地がある。またCT、MRI、腸管超音波検査を含む横断的画像検査の性能向上に伴い、その有用性に関する報告も増えてきており、より実践的な臨床での使用方法に関する提案が望まれる。今後、多くのbiomarkerの中から、どれをどう使い分けるべきか、またどのmodalityをどれほどの間隔でどのような患者に使用していくか、更に新規マーカー、新規モダリティでのモニタリングに関する知見も含め、ご発表いただきたい。
• 11:00~11:50 特別企画2
          IBDの粘膜免疫と最新治療薬のMOA
司会:渡辺 守 先生 (東京医科歯科大学)
演者:安藤 朗 先生 (滋賀医科大学医学部 消化器内科)
• 12:00~12:30 特別企画3
          SARS-Cov2禍のIBD診療を総括する Taskforceからの報告
司会:中村 志郎 先生 (大阪医科薬科大学 第二内科)
演者:仲瀬 裕志 先生 (札幌医科大学医学部 消化器内科学講座)
• 12:40~13:30 ランチョンセミナー3
(共催:武田薬品工業株式会社)
• 13:50~15:20 パネルディスカッション3:
         理想的なIBDチーム医療とは何か、実践するには?
         ~より良いチーム医療と望ましいMSタスク管理、
          患者さんの利益に繋げるために〜
司会:内野 基 先生 (兵庫医科大学 消化器外科学講座 炎症性腸疾患外科)
   中村 健志 様 (島根大学医学部附属病院 薬剤部)
   水野 光 様 (錦秀会インフュージョンクリニック)

司会の言葉
炎症性腸疾患(IBD)においては、メディカルスタッフの協力など多種多様な診療体制が求められている。最近では患者の増加、開発薬剤の多様化に伴い、医師のみならず医療現場におけるメディカルスタッフの業務量の増加は著しい。 また専門施設への業務役割負担増加、診療体制の病院間格差は否定できず、IBDチーム医療を包括的かつ持続可能にするためにはどのような方策が望ましいかを明らかにする必要がある。自施設やチームでの実際の取り組み(どの職種がどのように役割を発揮するか、そしてどのように連携していくか)、成功例や改善が必要な例を紹介頂き、それをもとに現在の問題点、今後の改善点などについて多職種で今後のIBD医療の発展のために何が必要であるのかを探索的にディスカッションしたい。問題点を抽出しながら今後の論点として発展、改善させながらチーム医療を確立する事を目標とする。 以下に例を挙げるが、エビデンスを伴わなくとも自施設の取り組み、IBD診療で問題と考えて いること、自身が取り組む研究などについて幅広く演題を募集する。
 例1 スタッフ教育、チームカンファレンスの重要性、包括的IBDチーム医療、など
 例2 多種薬剤への対応
 例3 病院間診療体制の違いを克服するために
 例4 入院患者/外来患者診療体制の違いとシームレスな対応のために
 例5 チーム医療が患者さんのQOL向上をさせるためには?
 例6 患者目線での診療について。体験談も含めて、など
• 15:30~16:10 アフタヌーンセミナー3
(共催:杏林製薬株式会社)
•16:20~17:50 パネルディスカッション4:IBDの既存治療をとことん見直す!
司会:平井 郁仁 先生(福岡大学医学部 消化器内科学講座)
   角田 洋一 先生(東北大学病院 消化器内科)

司会の言葉
炎症性腸疾患(IBD)の内科治療は抗体製剤を中心とした新規治療が次々と開発・実用化され大きく進化を続けている。しかし、これらの新規治の対象は難治例が中心で、いわゆる既存治療に完全に置き換わるものではない。多くの非難治例では汎用されるステロイドを含め既存治療が現在でも重要であり、治療の適正化が望まれる。また、難治例においても既存治療は新規治療との併用など使い方に工夫が可能である。さらに、チオプリンにおけるNUDT15遺伝子多型検査、血球除去療法による維持治療など、既存治療におけるあらたな展開や、5-ASA不耐の増加など治療上の課題が議論されている。以上の現状から本パネルディスカッションでは,既存治療をとことん見直すことで、多くの治療選択肢が存在するこの時代の既存治療の新たな位置づけや、最近の新しいエビデンスに基づく既存治療の使い方について議論を深めたい。多数の演題の応募を期待する。
• 17:50~18:00 閉会の辞
 表彰式
 閉会の辞 次回当番会長

■ 第2会場 (大ホール2)

• 08:00~08:40 モーニングセミナー4
(共催:ギリアードサイエンシズ株式会社/EAファーマ株式会社)
• 08:50~10:50 ワークショップ3:
          本邦IBD診療の第3極 IBDプライベーツの現状とこれからの役割
司会:鈴木 康夫 先生(銀座セントラルクリニック)
   小畑 寛純 先生(医療法人 小畑内科クリニック)
   前本 篤男 先生(札幌東徳洲会病院 IBDセンター)

司会の言葉
本邦では、これまで大学病院や中規模の地域基幹病院がIBD診療の多くを担ってきた。しかし若年から高齢者まで幅広い患者の増加や、診療施設の一極集中化、さらに多くの新規薬剤の保健適応によりIBD診療は多様で複雑となり、施設内での他職種チーム医療の取り組みや、地域でのチーム医療、すなわち病診連携の重要性が増してきている。さらに、近年は幅ひろい総合診療を主体するクリニックのみならず、より専門的なクリニックが増え、IBD診療に精通した内科医や外科医によりIBDを意識した特徴のあるプライベーツが増えてきている。
きめ細やかな診療、待ち時間の少なさや他の内科疾患との併診などプライベーツならでは利点を生かしつつ、IBD診療では5-ASA製剤以外にもチオプリン製剤、顆粒球除去療法、生物学的製剤やJAK阻害剤などより専門的な治療もどこまで可能となってきたのか。 また入院が必要な病状や緊急な場合など、どの様に高次医療機関との病診連携がとっているのか。また安定した患者の逆紹介は進んでいるのか。プライベーツからのみならず、基幹病院、専門病院からも地域連携の現状や取り組みをご報告いただき、今後ますます増えてくることが予想されるIBDプライベーツクリニックにおける現状を確認、今後求められる役割や医療連携のあり方について議論し今後に活かしたい。
• 12:40~13:30 ランチョンセミナー4
(共催:アッヴィ合同会社)
• 13:40~13:50 日本炎症性腸疾患学会 (JSIBD) 派遣医師参加報告
座長:長沼 誠 先生 (関西医科大学 内科学第三講座)
• 13:50~15:20 ワークショップ4:IBD診療における栄養障害と対策
司会:小金井 一隆 先生(横浜市立市民病院 炎症性腸疾患科)
   長堀 正和 先生(東京医科歯科大学病院 臨床試験管理センター)

司会の言葉
生物学的製剤などの新規治療の進歩により、IBD患者の予後やQOLが改善されつつある一方で、多くのIBD患者に何らかの栄養障害が認められることが報告され、低栄養の評価はThe Global Leadership Initiative on Malnutrition (GLIM) 基準を含め、グローバルレベルでの見直しが進められている。
IBDの日常診療においては、潰瘍性大腸炎では重症例に対する栄養管理、クローン病では経腸栄養療法や経静脈栄養療法、狭窄、瘻孔、膿瘍形成などの合併症を伴う症例に対する周術期を含む栄養管理、微量元素やビタミンなどの栄養素欠乏に対する補充、intestinal failure症例での水分電解質管理など、多くの場面で水分栄養管理が行われており、これらは治療法の進歩に伴って変化しつつあるものの、未だ解決すべき課題も多い。
また、周術期を含む入院症例では、NSTによる適切な評価や介入による入院期間の短縮など、具体的な効果が報告され、外来患者に対しては、食事に関する多くの情報にさらされているIBD患者への適切な食事指導の重要性は言うまでもなく、IBD患者の栄養障害に関する課題解決には、看護師、栄養師、薬剤師などを含む多職種の連携が必須である。
本ワークショップでは、上記のようなIBD患者の栄養障害、それに対する治療と効果に加え、各施設での栄養障害に関する実態調査、栄養障害の評価法、栄養指導や治療介入の工夫などに関して、医師のみでなく他職種からもご発表をお願いしたい。IBD患者の栄養に関する問題点とその対策についてディスカッションし、栄養障害への取り組みがさらに促されることを期待したい。
• 15:30~16:10 アフタヌーンセミナー4
(共催:日本イーライリリー株式会社)
• 16:20~17:50 プレナリーセッション
座長:緒方 晴彦 先生 (慶應義塾大学医学部 内視鏡センター)
   飯島 英樹 先生 (大阪警察病院 消化器内科)

■ 第3会場(小ホール)

• 08:50~09:26 一般演題10 (口頭発表)
座長:北村 和哉 先生 (市立砺波総合病院 消化器内科)
   下平 陽介 先生 (秋田大学大学院 消化器内科学神経内科学講座)
• 09:30~10:00 一般演題11 (口頭発表)
座長:林田 真理 先生 (杏林大学医学部 消化器内科学)
   山田 哲弘 先生 (東邦大学医療センター佐倉病院 消化器内科)
• 10:05~10:41 一般演題13 (口頭発表)
座長:梅野 淳嗣 先生 (九州大学大学院病 態機能内科学)
   梁井 俊一 先生 (岩手医科大学 内科学講座 消化器内科分野)
• 10:45~11:09 一般演題15 (口頭発表)
座長:本谷  聡 先生 (札幌厚生病院 IBDセンター)
   細見 周平 先生 (大阪公立大学大学院医学研究科 消化器内科学)
• 13:50~14:26 一般演題12 (口頭発表)
座長:橋本 真一 先生 (山口大学医学部附属病院 光学医療診療部)
   大森 鉄平 先生 (東京女子医科大学 消化器内科)
• 14:30~15:06 一般演題14 (口頭発表)
座長:藤谷 幹浩 先生 (旭川医科大学内科学講座 病態代謝・消化器・血液腫瘍制御内科学分野)
   星 美奈子 先生 (神戸大学医学部附属病院 消化器内科)
• 15:10~15:40 一般演題16 (口頭発表)
座長:松本 主之 先生 (岩手医科大学 内科学講座 消化器内科分野)
   穂苅 量太 先生 (防衛医科大学校 内科学講座 (消化器))
• 16:20~16:44 一般演題17 (口頭発表)
座長:中村 正直 先生 (名古屋大学医学部附属病院 消化器内科)
   田中 浩紀 先生 (札幌IBDクリニック)
• 16:46~17:10 一般演題18 (口頭発表)
座長:佐々木 誠人 先生 (愛知医科大学 消化管内科)
   細江 直樹 先生 (慶應義塾大学医学部 内視鏡センター)
• 17:12~17:42 一般演題19 (口頭発表)
座長:加藤  順 先生 (千葉大学大学院医学研究科 消化器内科学)
   竹中 健人 先生 (東京医科歯科大学 消化器内科)
 

会長挨拶
開催概要
プログラム
日程表
演題募集・採択結果
参加者の皆様へ(現地参加)
参加者の皆様へ(WEB参加)
座長・演者・パネリストの皆様へ
参加登録
共催セミナー
交通案内
関連学会告知ポスター
教育セミナー
回答フォーム
お問合せ